MCジェシーのSKM(スノーボード・コケ・マスターズ)
果敢に攻めた滑りで転倒してしまうのはよくあること。こと国内最高峰の闘いが繰り広げられるSBMでは、攻めの姿勢無くして栄光は勝ち取れない。結果、昨年開催されたSBM 2nd GAMEにおいても転倒シーンは多くあった。
SBMのメインMC、池下ジェシー孝志が転倒シーンのみにスポットを当て、ジャッジと解説をする「SKM(スノーボード・コケ・マスターズ)」。第1回SBMで開催されたSKM season1ではエントリー選手から若干のクレームも出たというが、「俺は人生コケっぱなしだ」と開き直るMCジェシーの熱意によって今回もSKMを開催。果敢に攻めた選手達への敬意と賞賛を込めて、SKM season2をご覧いただこう。
SKM女子 第3位
春先あるある。陽当たり良好なリップに突っ込みノーズをかじられたパターン。 空中でバタフライをメイクして入水。背泳ぎなら更に点が伸びただろう。
SKM女子 第2位
トゥーとヒールの逆エッジをわずか10メートルの範囲内でメイクする高難易度トリック。ラストのヒール逆エッジでゼッケンがスポーツブラ並みにめくれ上がるさまにお茶の間もざわついた。
SKM女子 第1位
まさに日の丸特攻隊。背面バタフライで距離を伸ばし、しっかりとK点を超えてきている。帰りの燃料は積載していないはずだが、奇跡的に帰還した。文句なしの優勝だ。
SKM男子 第5位
デカいバックロデオから繊細なグランドスピンで繋ぎ、ラストはフレンチ逆エッジ。両手を高々と上げてモンゴリアンチョップでフィニッシュ。
SKM男子 第4位
抜けがバッコシハマり、縦にも横にもお釣りをもらってディープ顔着。ランディングバーンにクレーターを残し、後続の選手をハメる作戦に出た。
SKM男子 第3位
1発目のトゥー着地で両手首を脱臼、その後バック180°からのスイッチトゥー着地で両手首の関節を入れて脱臼を治癒させている。全く同じプレッシャーでトゥー着地を2度メイクしなければ叶わない神懸かった荒治療。
SKM男子 第2位
ノーズがブッ詰まってオートハンドプラントからのテディベア。チャージ&ファンシーの夢の共演。組曲くるみ割り人形とともにオルゴールに閉じ込めたい。
SKM男子 第1位
パワーを感じる180°オーバーから軽くお尻でマーキング。その後、ポールにもマーキング。発情期の雄犬が見せる行動パターンだ。キャメラマンの目前までいってのアクションはプロとしての意識の高さが感じられる。彼の優勝に異論の余地はない。