ヒップで遊ぼう!
ジャンプの飛び出し口に対して着地面が横向きに設置されたアイテムを「ヒップ」と呼び、パークに限らずフリーランをしていても「ヒップ形状」の地形は意外に多くあります。
ヒップやスパインには個人のレベルに応じて飛距離を調節できるというメリットがあり、比較的誰にでも挑戦しやすいアイテムです。また、飛んだ後に体と板の方向を着地へ合わせる動きは「ジャンプの基礎」を身に付けるのにうってつけ!
次の2つのポイントを意識してぜひ挑戦してみましょう。
Point①
アプローチはまっすぐに
なるべく上部に着地できるように、着地面が始まる角のやや下の方向を狙ってまっすぐとアプローチして飛び出していきましょう。(赤線)
側面への着地を意識しすぎて横に向かって飛んでしまうと、着地までの高低差ができて大きな衝撃を受けてしまい危険です。(青線)
初心者で高い位置まで上るのが怖ければ、遅いスピードで低い位置から徐々にトライしてみましょう。(緑線)
Point②
エアーのピーク姿勢を大切に
着地姿勢に意識を集中しすぎた抜け(飛び出し)は、空中姿勢が前のめりになったり頭が下がるなどで安定感を欠き、着地に合わせるのが難しくなります。逆に言うと、エアーの最高潮(ピーク)で安定したコンパクトな姿勢を作れれば、ピークから着地までに身体と板を合わせやすくなります。これはヒップに限らずキッカーやハーフパイプなどエアー全般に通じることでしょう。「抜け→着地」のイメージを「抜け→ピーク→着地」に変えてトライしてみましょう。
Photo:Yoshi.Josef.Toomuch