【How to】「もっと深く!」カービングの3つのポイント

スピード感のある深いカービングはみんなの憧れ。
雪面に体がつくほど深いターンをするためのポイントを、OGASAKAライダー西間木佑姫が解説。


深いカービングをするために私が意識しているポイントは3つありますが、大前提として「スピード」が不可欠。スピードに乗ったライディングのなかで以下の3つのポイントを意識してみて下さい。

①『ボードに対して垂直に体軸をつくる』
②『深い体軸の傾きに耐えられるしっかりとした足場を作る』
③『ターンの最中に適正なポジションに動き続ける』

①ボードに対して垂直に体軸をつくる

トウサイドでは頭が下がらないように、ヒールサイドではお尻が落ちないようにし、なるべくボードの上から頭の位置を外さないことを心掛けましょう。

Photo:Yoshifumi.Shimizu

 

②深い体軸の傾きに耐えられるしっかりとした足場を作る

カービングではボードに圧を加えていくことが大切です。脚にほどよい緊張感をもたせ、脚を伸ばしたり、曲げたりしながら圧を加えるなど、色々なバリエーションで圧を加える動きを練習しましょう。

Photo:Yoshifumi.Shimizu

③ターンの最中に適正なポジションに動き続ける

ノーズがつまったりテールがずれたりしないように、カービングの最中も細かく体のポジションを動かし続けます。ノーズのつまりやボードのズレなど、減速してしまう要素をなるべく少なくする意識をもちましょう。

繰り返しになりますが、深くターンするためにはスピードが不可欠です。「スピードに乗ったなかで上記の3ポイントを実践できるか」が鍵になります。自分の技術に合わせて、様々な斜度や雪面状況等で、動く量や力の量をコントロールできるように練習してみてください。


西間木 佑姫(にしまぎ・ゆき) 
スポンサー :OGASAKA
身長 160cm、スタンス幅 52cm、アングル 前足24°/後足0°、使用ボード OGASAKA FC。SAJスノーボード技術選手権、スノーボードクロスをメインに活動中。岩原スキー&スノーボードスクール所属。

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