SBM 2nd GAME 3位
稲村樹インタビュー

「2大会連続の表彰台」が持つ意味。専門的な競技ではなく自由度の高いフリーライディングと、国内屈指のハードコースと言われるバンクドスラロームで競うSBMにおいて、その意味は果てしなく大きい。しかも出場選手には普段の大会では交わることのないあらゆるジャンルのトップライダー達がいる。
そんな中、稲村樹は前回大会の2位に続きSBM 2nd GAMEでも3位に輝き、2大会連続で表彰台に立った。24歳、温和な表情が印象的な稲村に、2nd GAMEについて聞いた。

「スピードを殺さずスムーズかつスピーディーに全てのランを完結するように意識した」というフリーライディング+ジャンプでは、まさにその言葉通り「スムーズ&スピーディー」な圧巻の滑りをみせ、初日をトップで終えた。インタビューでは、第1回SBM終了後にアップされたジャッジ評価コメントを参考にするなど、真面目にスノーボードと向き合う稲村の一面がうかがえる。
過去記事:ジャッジ・平間和徳のフリーライド解説【稲村樹・谷上加七子】

「思ったより自分が速くなくてショックだった」と語った2日目のバンクドスラロームは10位。男子最速タイムとの差は3.45秒。総合優勝を飾った小西隆文(バンクド3位)との差は1.95秒差だった。とはいえ、第1回SBMの20位よりも確実に順位を上げ、対応力と進化を見せた。

Photo:Yoshifumi.Shimizu

圧巻の滑りで2度表彰台を飾った稲村。3rd GAMEではいまだ未到達の表彰台トップを狙う。

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