ジャッジ・関貴英のストレートジャンプ解説
【小川輝・鈴木翔太・佐賀優輝】

滑走タイムで競われたバンクドスラロームに対し、ジャッジによる採点が行なわれたフリーライディングとストレートジャンプ。多くのライダー達が高いパフォーマンスで会場を沸かせたが、シビアな判定を下すジャッジの目にはどう写っていたのか。今回はSBMストレートジャンプ種目でジャッジを務めた関貴英に3名の選手を解説してもらおう。

関貴英(せき・たかひで)// スポンサー:ムラサキスポーツ、SANTA CRUZ、FLUX、BONFIRE、GIRO、DOMINATOR WAX、THREE WEATHER、Baneインソール、skate bar つながり酒場 酒笑歓亭、つながり酒場 俺オレolé、Concent プロダクション、Lpuias hair&design 〜ルピアス〜、チームアルビレックス新潟

女子ストレートジャンプ1位
小川輝(総合順位2位)

【解説】
360を仕掛けてくる女子選手の中でも高さ・飛距離・完成度・スタイル、どれをとっても抜群でした。高さと飛距離は言うまでもありませんが、ビッグなBS360でテールグラブを掴みっぱなしで回るのはかなりの難易度。
それにも関わらず、まるでストレートエアをしたかのような安定した着地を見せています。
難しいグラブを高い完成度とスタイリッシュさで魅せるスキルはすごい。素晴らしいエアです!

男子ストレートジャンプ3位
鈴木翔太(総合順位12位)

【解説】
グーフィースタンスから繰り出される彼のFS720はグラブが長く、スタイリッシュでスムーズ&クリーン!
飛距離も出ていてランディング奥まで飛んでいるにもかかわらず、それを感じさせないほどの軽やかな着地です。「どこで打っても立てるんだろうな」と感じさせる完成度の非常に高いエアですね。
FS720を簡単そうに魅せている彼の技術が凄いです。

女子ストレートジャンプ4位
佐賀優輝(総合順位1位)

【解説】
一本勝負だった競技の特性上、多くの女子選手が360以下に抑えていた中でのCAB540。攻めの姿勢が見えました。自信をもっている得意トリックだったと思うので、グラブなどでもう少し完成度を高めることができればさらに得点をあげれたのではないでしょうか。それでもきっちりランディングを決めてくるあたり、しっかりとやり込んでいるのがうかがえますね。
女子総合優勝を果たした彼女がSBM GAME2に向けてどれくらい完成度を上げてくるのか楽しみです!

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