SBM 2nd GAME上位選手をピックアップ! 【谷上加七子】

谷上加七子(たにうえ・かなこ)
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2nd GAMEは何位?

小柄な体格ながらダイナミックな動きとトリックの多さで滑りに定評のある谷上。2018年のSBM 1st GAMEでは4位入賞を飾ったものの「1位以外は結局悔しい」とハングリー精神を覗かせていた。コンペティションにはストイックに取り組む反面、YouTubeではお茶目な動画を配信して人気を博すなど、プロとしてスノーボードの魅力を伝える活動も行なっている。

そんな谷上が満を持して臨んだSBM 2nd GAME。
「地形がたくさんあって楽しかったです。できることはすべて出し切りました」と語った初日のフリーライディング+ジャンプは、フラットバーンでの力強いカービングと軽快なリバースターン、両サイドバンク入り口を使った2発のエア、ノールでのBS360からゴールラインを切るまで、あらゆる地形での多彩なトリックとスムーズなラインどりで高得点を獲得。初日2位という好スタートをきった。

バンクドスラロームのスタートを待つ谷上

迎えた2日目のバンクドスラローム。表彰台のトップも十分に狙える位置につけていた彼女だったが、多くの選手が苦戦したSBM特設バンクドコースに苦しんだ。
「コンディションの変化で板が走らなかったり急に走ったり……雪の滑り方に合わせられず、苦戦しました。クイックなバンクも多くて何度かコケてしまいました。コンディションもコースも攻略できなくて悔しいです」
初日のフリーライディングで誰よりも地形を攻略していた谷上でさえも苦戦してしまうところが、SBMの難しさだろうか。バンクドスラロームの結果は14位。女子総合7位で2nd GAMEを終えた。
「今回、フリーライディングはいろんな見せ場がある地形で自分らしく滑ることができたし、ほかの上手いライダーのラインなどが勉強になりました。見ていてワクワクしましたね。来年さらにレベルアップしたSBM 3rd GAMEに期待して、また参戦したいと思います!」

Photo:Yoshi.Josef.Toomuch

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