SBM 2nd GAME上位選手をピックアップ! 【桜井陽平】

桜井陽平(サクライ・ヨウヘイ)
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Photo:Yoshifumi.Shimizu

「名だたる滑り手の中に名もなき僕の名前があがれば面白いよね、という気持ちからエントリーしました。こういう形で取り上げてもらえるということは……一石を投じることができたと思ってニヤニヤしています」そう語るのは桜井陽平、40歳。
SBM 2nd GAMEで総合10位に食い込んだ彼の職業は会社員。職業柄時間は限られるが、地元の福井県をベースに雪があれば山にあがり仲間や子供たちとスノーボードを楽しむという。一方で、「ワクワクするような挑戦しがいのある大会にはエントリーしたい」と向上心も覗かせる。
得意なジャンルを尋ねると「ナチュラル地形でイルカのように自由なラインで滑走すること。初日のフリーライディングは天気にも恵まれ、機嫌の良いイルカのように滑れました」と返す不思議な雰囲気も持ち併せる桜井だが、その滑走技術の高さは誰の目にも明らかだった。
初日のフリーライディング+ジャンプでは、高速でありながら全くストレスを感じさせない流れるようなライディングと淀みのないエアで高得点をマークし6位。まさに”イルカのような”という比喩を体現した滑りを披露した。

2日目のバンクドスラロームでは、雪質の変化やタイトなコースに苦戦したのか初日の勢いからやや減速。17位にとどまった。
「バンクが細かくて苦手でした。黄砂の影響か、気温のせいか板が雪面に張り付いてブレーキがかかり、ワックスに左右されてしまった。課題ですね」
それでも並み居るライダー達の中で総合10位に食い込んだ40歳の会社員に、畏敬の念を抱いた者も多かったはずだ。

「SBM 2nd GAMEはとても楽しく過ごせました。第1回から変化・進化し続けるSBMは、滑り手としてもワクワクします。一方で、納得できる滑りができたかといわれるとNO! ですが……。3rd GAMEもタイミングが合えば参加したいと思います」

Photo:Yoshifumi.Shimizu

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