【ギアPick UP! 06】
すべりの質をあげたいなら「フィット感」にこだわるべき!
どんなアイテムでも「自分にぴったり合うフィット感」を手に入れることができれば、パフォーマンスは上がる。スノーボードギアでこれを可能にしてくれるのが、様々なブランドのブーツをはじめ、バインディングやヘルメットにも搭載されているBoaフィットシステムだ。ここではそのヒストリーと革新的な研究開発&性能にクローズアップ!
Boaは2001年、スノーボーダー/サーファー/起業家だったゲイリー・ハンマースラグによって設立されたブランド。医療機器の会社(血管形成術のスピードと効果を向上させる革新的なカテーテルソリューションを生み出した)の経営者だったゲイリーはこの会社を売却し、スノーボードを楽しんでいたある日「医療機器分野での知識をブーツの締め付け方法に応用することで、フィット感とパフォーマンスを劇的に改善できるのではないか」という可能性に気づいたそうだ。その後、数多くの試作品とテストを繰り返した結果、迅速で楽に正確なフィット感を提供するBoaフィットシステムが誕生。最初のブランドパートナーであるK2とVansの両者を惹きつけ、2001年、ついにBoaを搭載した最初のスノーボードブーツが発売された。
ファーストモデルの登場から18年。現在はBoa本社に隣接する「パフォーマンスフィットラボ」で、フィットの生体力学的影響を測定する科学的研究を行い、人間のパフォーマンスを向上させる新しい方法を開拓。ブランドパートナーとともにBoaフィットシステムを使用した新しい製品構成を開発しているという。
こうしてさらなる進化を遂げたBoaフィットシステムは、パークからパウダー、非圧雪まで、あらゆる衝撃に耐えられるうえに、高精度なフィット感によるパフォーマンスの向上を実現。K2とVansの2ブランドから始まったブランドパートナーは300以上に拡大し、今では、世界中の何百万ものブーツ、ヘルメット、シューズ、他のパフォーマンス製品にも使用されている。今シーズン新しいブーツの購入を考えているなら、Boa搭載モデルを試してみては? ライディングをしっかりとサポートしてくれるこのシステムとなら、最高のシーズンを送ることができるはずだ。